スマートライフ光の勧誘電話がきた!違約金や解約方法まとめ
インターネット回線の勧誘電話は、以前から強引な勧誘で問題になっていました。そして、最近の勧誘電話は、以前にも増して巧妙になってきています。
例えば、NTTからの電話と誤解させるような巧みな言い回しで電話をかけ、被害者にパソコンの操作をさせ、NTTのサイトから転用承諾番号を聞き出し、勝手に契約してしまうという詐欺のような恐ろしい方法で勧誘してくる事業者もあります。
このように、NTT関係者を騙った勧誘電話を受けたら、かなり用心している人でも、騙されてしまいますよね。さて今回は、勧誘電話などを行うコールセンター事業をメインにしている会社が運営する「スマートライフ光」についてお話しようと思います。
勧誘電話で困っている人や、勧誘電話と気づかずにいつの間にか契約扠せられてしまった人など、インターネット回線絡みのトラブルで悩んでいる人にとって、お役に立てる内容です!
目次
スマートライフ光の勧誘電話がかかってきた!
スマートライフ光は、勧誘電話を行うコールセンター事業をメインとしている(株)トリニアスが運営しています。ですので、スマートライフ光とは、勧誘電話のプロが運営する光回線ということになります。
それでは、具体的にスマートライフ光の勧誘電話と対処方法などについてみていきましょう。
スマートライフ光の勧誘電話はどんな手法でかかってくる?
スマートライフ光の勧誘電話の手法は次のとおりです。
- NTT関係者を装う
- 「フレッツ光が新しくなった!」など、今のフレッツ光のサービスが続くと思わせる表現を使い、実際には自社と契約させることを隠す
- 「今の料金より○○円安くなる」など勧誘電話では定番の売り文句を言うが、勧誘電話のオペレーターをNTT関係者だと言っているため、被害者は「NTTだから自分の料金を知っていてもおかしくないはず」と判断してしまう。
- 被害者にパソコン操作をさせて、転用承認番号を聞き出し、フレッツ光からスマートライフ光へ勝手に転用・契約してしまう
このように、スマートライフ光の勧誘電話は、悪質で詐欺的でもの凄くヤバイです。
Twitterでの情報は次のとおりです。
電話がかかってきた際の対処方法
電話がかかってきてしまった場合の対処方法の一番大事なことは、勧誘電話では絶対に即決・契約しないことです。そして、一旦クールダウンのため時間を置いて、次のことをチェックしてみましょう。
- 現在の契約内容を確認
- 勧誘電話での契約内容を確認
- 現在の契約内容と勧誘電話の契約内容を比べた上で検討
- トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センターなどの窓口に相談
実際契約してしまったら・・
もし、うっかりスマートライフ光と契約してしまった場合で、スマートライフ光を使いたくない場合は、出来るだけ早く契約解除などの手続きを行いましょう。なお、具体的な解約方法などは、後の項目でお話します。
スマートライフ光の違約金や解約方法まとめ
スマートライフ光の違約金と解約方法については、次のとおりです。
スマートライフ光の違約金
スマートライフ光は3年縛りで自動更新契約があります。ですので、更新月以外で解約する場合は違約金がかかります。スマートライフ光の公式サイト内にある「よくあるご質問」によると違約金の金額は次のとおりです。
(参考URL http://trinias.co.jp/smartlife/question.html)
計算すると、
- 3年割を適用している場合の違約金 9,980円
- スマートライフ光本体の違約金 15,000円
①+②=9,980円+15,000円=24,980円
このように高額な違約金が発生します。
スマートライフ光の解約方法
スマートライフ光をサポートセンターに電話して普通に解約すると、上記の24,980円という高額な違約金がかかってしまいます。しかし、契約書面の受領日を初日とする8日間が経過するまでの間は、初期契約解除制度が利用できますので、違約金0円で契約を解除することができます。
(参考URL http://www.soumu.go.jp/main_content/000422692.pdf)
このため、スマートライフ光と契約してしまい、違約金0円で契約解除したい場合は、契約書面が届いた日を初日として8日間までしか初期契約解除制度は利用できませんので、出来るだけ早急な対応が必要になります。
なお、この初期契約解除制度とは、クーリングオフに似た消費者保護制度で、契約解除の方法も簡単です。具体的には、こちら側で一方的に、初期契約解除により契約を解除する旨の書面作成し、事業者に対して送付することによって契約解除ができます。
送付の方法は、普通郵便ではなく、相手に確実に届いたことがわかるようにするため、配達証明郵便や特定記録郵便を使いましょう。
勧誘方法は抜きにして実際スマートライフ光のサービス自体はどうなの?
実際のスマートライフ光のサービスについては、まず、公式ページでの料金のアナウンスがヒドイです。
このように、戸建てプランで5,000円を大きく割っていて、マンションプランでも3,000円台前半と大変料金が安く、お得な料金プランに見えますが、実は、このプランでは、プロバイダが含まれていません。
このサイトの注書きには、
「※。料金はスマートライフ光のみのプランです。その他のプランは別途料金が発生します。」
との記載があります。
しかし、この表現では、プロバイダが含まれているのかどうか全く分かりません。そして、「他のプラン」はこの料金ページには記載がありません。
「他のプラン」は、公式サイトトップページ最下段にある利用規約を見ないと分からない仕組みになっています。
(参考URL http://trinias.co.jp/smartlife/index.html)
この【必ずお読み下さい】注意事項・利用規約をクリックすると、利用規約のpdfが表示されます。
(参考URL http://trinias.co.jp/smartlife/kiyaku.pdf)
この利用規約の5ページに料金プランが記載されています。
つまり、公式サイトに記載されている料金は回線のみの料金で、別途プロバイダ料金がかかります。そして、プロバイダがセットになった「スマートライフ光セットプラン」の料金は、戸建てプランで5,380円、マンションプランで4,380円と他社と比較しても高額な料金設定になっています。
光回線名 | 戸建てプラン | マンションプラン |
---|---|---|
スマートライフ光 | 5,380円 | 4,380円 |
OCN光 | 5,100円 | 3,600円 |
ビッグローブ光 | 4,980円 | 3,980円 |
nifty光 | 5,200円 | 3,980円 |
ドコモ光 | 5,200円 | 4,000円 |
auひかり | 5,100円 | 3,800円 |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 |
通信速度については、まず、公式サイトに「V6プラス」などの高速回線オプションの記載がありませんので、あまり速くなさそうな印象はありません。実測値についての情報については、残念ながら情報がみつかりませんでした。
スマートライフ光を契約する際の注意点
まず、スマートライフ光の料金は他社と比べて安くはありません。次に、スマートライフ光の公式サイトに記載されている料金は、一見安く見えますが、回線のみのプランで、別にプロバイダ料金がかかります。
その他の料金プランは、公式サイトトップページの最下段にある利用規約に細かい文字で記載があります。つまり、公式サイトも信用できない部分があるのです。スマートライフ光の勧誘電話も悪質で、NTT関係者を名乗ってきます。
スマートライフ光を契約する場合、これらの注意点があるということを前提にした上で契約の検討をすることが大切ですね。そして、何より、勧誘電話からは、絶対に即決で契約しないことが一番大切です。
まとめ
スマートライフ光は、勧誘電話のプロが運営している光回線です。一旦契約してしまい、そのまま放置しておくと、割高な料金がかかってきます。
もし、通信速度に不満がある場合でも、初期契約解除制度ができる期限(契約書面が届いた日を初日として8日間まで)を経過してしまうと、24,980円という高額な違約金がかかってしまいます。
スマートライフ光にとっては、一旦契約さえしてしまえば、利用者から高額な料金を得ることが出来ますし、解約したとしても高額な違約金を請求できますので、利用者が利用し続けても、解約しても、スマートライフ光にとっては好都合ということになります。
これは、一般的に「違約金商法」と呼ばれるに該当しているように感じます。とんでもない商法ですが、実際にこのようなヤバイ光回線は相当数あるようです。
本当に怖い時代になりましたが、このようなトラブルを避けるためには、何度も繰り返しますが、勧誘電話からは、絶対に即決で契約しないことが一番大切です。くれぐれも、スマートライフ光のようなヤバイ光回線には注意していきましょう!
おすすめ記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。